2014年3月20日木曜日

フードを吐くというトラブル

健康相談の中で、フードを食べて短時間で
嘔吐してしまうというトラブルがあります。

食後すぐに食べたフードを吐き出す場合は、「嘔吐」ではなく
「吐出(としゅつ)」であると考えます。

また、咳をしたはずみに食べ物が出てくる場合も考えられます。

犬や猫は胃の入口の噴門括約筋という筋肉が緩いので
吐き戻しやすい傾向があります。

食べてから時間が短い、吐き戻した後ケロッとしているなどの場合は
一過性の病的なものではないのでそんなに心配はいりません。

しかし、1回だけでなく繰り返す場合には、食道などの病気も
隠されているので動物病院へご相談ください。









2014年3月5日水曜日

涙やけの対策

ワンちゃんのトラブルの中で、「病気じゃないけど困る」ものに
「涙やけ」があります。


まず機能的に涙管に不具合がないか、動物病院で診察を受けましょう。
でも、特に問題がない・・・というワンちゃんがほとんどだと思います。


涙やけの原因は残念ながら今のところ、大変難しく、複雑かつ不明です。
しかし目のまわり以外にも、口のまわり、手足などに変色が見られた場合は、
もしかすると体液のpHに問題があるかもしれません。
結石用に開発した「フラックス」で、涙やけが少なくなったとのお声もいただきます。
「結石体質のワンちゃんに涙やけが多い???」かどうかは、ただいま研究中ですが、
ひょっとしたら何か関係があるのかもしれません。


まずできることとして、涙がたまる目の下の洗浄を始めましょう。
涙の流れる通り道にバクテリアが繁殖して涙やけを起こします。
薬局で市販されている個包装の洗浄綿がおすすめです。